2014年01月

ルール改正特別研修会第二日目

ルール改正特別研修会第二日目が終了し,すべてのプログラムが完了しました.遠方から多くの関係者に参加いただき,大変実りある研修会となりました.

第二日目の最初のセッションは,日本赤十字社指導員を招き,心肺蘇生法を習いました.事故を起こさなないよう十分に配慮しつつ指導を行うことが大前提ですが,万が一の場合,即時に適切な処置を行うことの重要性を改めて再認識しました.

次のセッションは,日本水泳連盟医事委員会副委員長の加藤知生先生よりアクロバティック動作に伴うケガや故障の予防や応急処置,留意事項,テーピング法の講義を受けました.手首を傷めた場合のテーピング法を実習し,また,さまざまなタイプのサポーターやテープを紹介していただき,大変実践的な内容の講義を受けることができました.

午前中の最後は,ハイライトルーティンの講義.今夏のチャレンジカップから新種目のハイライトルーティンが導入されます.ルーティンを創るにあたって規定要素の確認,減点の説明等が行われました.

午後は,JISSシンクロプールに移動し,日本代表候補選手がアクロバティック動作ののためのエクササイズやハイライトルーティンの要素をいくつか紹介してくれました.そのあと,フィギュアの実技説明が行われました.

2日間にわたって,皆様の積極的なご参加,本当にありがとうございました.デモ選手として協力して下さった日本代表候補選手,関東のクラブ選手,講師の先生方,大変お疲れさまでした.

日本赤十字社指導
救急法心肺蘇生

テーピング講義(加藤知生先生)
テーピング加藤先生

アクロバティック動作のエクササイズ
ハイライト

フィギュアセッション
フィギュア




 

ルール改正特別研修会第一日目

1月25日(土),26日(日)の2日間,JISSおよびNTCにて「シンクロルール改正特別研修会」が開催されました.
各県のシンクロ強化担当者,ジャッジ,コーチらが一堂に会し,全国からスタッフを含めて約150名が参加しました.
初日はFINAシンクロルール改正点の説明,国内競技会への運用の説明,そしてプールでの規定要素の説明が行われました.プールセッションには,デモ選手として代表選手が協力してくれました.本当にありがとうございました.

ルール研修会1

プールセッションでの参加者集合写真 
ルール研修会2
 

ステファン氏振付指導開始

ワールドカップ&アジア大会強化合宿が1月15日より再開されました.
本合宿では,アメリカよりフランス人振付師のStephan Miermont氏を招聘し,デュエットフリーとチームフリーの振付協力をお願いしています.
プロの振付師である彼の脳内には多様な動きと音楽の膨大なデータバンクがあるといいます.
「私は振付で行き詰まったことはない,音楽を聴くと次から次へと振りが湧き出て来るよ!」と楽しそうに,そして非常にスピーディに創作していきます.どんな作品になるのか,楽しみです!

 ステファン1

ステファン2

ナショナルトライアル2014速報

2014年1月13日(月),東京辰己国際水泳場にて「ナショナルトライアル2014」大会が行われました.この大会は長年,国際大会代表選手選考会として実施しておりましたが,今年,多くの選手が参加できる大会にリニューアルされました.
本大会にはナショナルチーム代表選手および候補選手が出場し,また,ジュニア日本代表派遣選手第2次選考会を兼ねて行われました.
競技種目は,ソロ規定要素,デュエット規定要素,チーム規定要素の3種目.
競技方法は,フィギュアと同じように,黒水着・白キャップを着用し,テクニカルルーティンの規定要素各5つをジャッジパネルの前で一人ずつ行う,というものです.
競技会の目的は,日本選手権に向けてテクニカルルーティン規定要素の基本技術を向上させ,国内のレベルアップを図ることです.加えて,採点システムの変更に伴い,ジャッジ個別採点の経験を積み採点基準を明確化することです.
出場資格は,バッジテスト6以上取得者.
初めての大会であったため,どれくらいの人数がエントリーしてくるか推定できませんでしたが,ソロ4名,デュエット62名,チーム139名のエントリーがありました.
ソロ,デュエット,チーム3種目の総合得点による総合優勝者には,「Queen of Elements」メダルが授与されることになっておりましたが,本大会には3種目すべてにエントリーした選手がおらず.対象者はありませんでした.
長時間に渡る競技会,選手,コーチ,ジャッジ,競技役員の皆さん,お疲れさまでした!

大会風景
会場風景

競技結果

ソロ規定要素
第一位 乾 友紀子(井村シンクロ) 84.323
第二位 杉山 美紗(アクラブ調布) 77.631 
第三位 吉田 萠(クラブピア'88) 75.760 

デュエット規定要素
第一位 乾 友紀子(井村シンクロ) 86.561 
第二位 三井 梨紗子(東京シンクロ) 83.776
第三位 計盛 光(サンケイ・エス・ティ) 82.100 

チーム規定要素
第一位 三井 梨紗子(東京シンクロ) 82.183
第二位 計盛 光(サンケイ・エス・ティ) 82.038
第三位 中村 麻衣(井村シンクロ) 80.643
 
ソロ規定要素表彰(第二位杉山美紗,優勝乾友紀子,第三位吉田萠)
NTソロ

デュエット規定要素表彰(第二位三井梨紗子,優勝乾友紀子,第三位計盛光)
NTデュエット

チーム規定要素表彰 (第二位計盛光,優勝三井梨紗子,第三位中村麻衣)
NTチーム
 

13-15歳ソロ・デュエット大会速報

2014年1月12日(日),東京辰己国際水泳場にて「13-15歳ソロ・デュエット大会」が行われました.
本大会には,1999,2000,2001年生まれの選手が出場できます.
16県20クラブから,各地域予選を経て,ソロ24名,デュエット28組,フィギュア68名がエントリーしました.毎年,本大会デュエット優勝者には松沢賞が贈られます.
競技結果は「SEIKOシンクロナイズドスイミング リザルト 速報サービス 2013年度」で見ることができます.http://swim.seiko.co.jp/synchro/

ソロ競技結果  ルーティンフィギュア合計
第一位 安永真白(井村シンクロ) 73.151 67.517 140.668
第二位 北村優衣(アクラブ調布) 72.576 67.089 139.665
第三位 公門なつの(井村シンクロ) 73.651 65.794 139.445

デュエット競技結果 ルーティン/フィギュア合計
第一位 公門なつの・大屋希良々(井村シンクロ) 73.300 66.647 139.947
第二位 鈴木しおり・北村優衣(アクラブ調布) 72.613 64.761 137.374
第三位 須藤美紅・藤原茉那(長野シンクロ) 72.425 63.947 136.372


ソロ表彰
ダイナミックハイトを数多く取り入れ,高い運動能力と表現力豊かなソロで優勝を決めた安永真白選手(中央).左は第二位の北村優衣選手.右は公門なつの選手.
ソロ表彰

デュエット表彰
アラビックな雰囲気の曲で軽やかなデュエットを泳いだ公門なつの・大屋希良々組が優勝(中央).
左は第二位の
鈴木しおり・北村優衣組,右は第三位の須藤美紅・藤原茉那組.
デュエット表彰

松沢賞受賞の公門なつの・大屋希良々組.おめでとうございます!
松沢賞
 
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