第三日目は、フィギュア競技が行われました。フィギュアはシンクロの基本姿勢と基本動作を組み合わせた一連の動作を規定にそって実施し、デザインとコントロールの正確さを競う競技です。1種目5−10秒程度の短い瞬発的な種目もありますが、多くは1分前後、長いものでは1分30秒程度かけて行われます。

フィギュアは規定種目2種類と選択種目2種類の計4種目を行います。
今大会では以下の4種目が抽選で選択されました。

キップスプリットクロージング180° 難易率2.5
アイビスコンティニアススピン 難易率2.8
ポーパス1回ツイスト 難易率2.5
ナイト 難易率3.1

4つの種目を4つのパネルで1つずつ行います。それぞれのパネルは5名の審判員が採点し、最高点と最低点をカットした3名の採点を平均し、難易率をかけたものがそのフィギュアの得点になります。4つのフィギュア得点を足したものを100点満点に換算し、その選手のフィギュア得点とします。デュエットとチームは泳いだ選手の平均をフィギュア得点とします。

フィギュア競技は非公開で行われます。
選手にとっては、フィギュア結果が予選にも決勝にも用いられ、フィギュア得点によって順位が大きく変動するので、非常に重要な競技です。選手は全員、黒水着と白キャップの着用が義務づけられています。
シニアにはフィギュア競技の代用として1995年からテクニカルルーティンが導入され、テクニカルルーティンとフリールーティンの合計で競われます。
ジュニアはフィギュアととフリールーティンの合計で競われます。
日本シンクロチャレンジカップはジュニアの競技方法を運用しています。

フィギュア競技には252名が出場し、午前10時30分に開始、午後5時に終了しました。 
選手・コーチの皆さん、役員の皆さん、大変お疲れさまでした。
第一日目と第二日目に実施されたフリールーティン予選の結果と今日のフィギュアの結果を合計し、各種目の上位12位までが明日の決勝に進出できます。 

フィギュア競技結果(上位10位)
1 丸茂 圭衣 (井村シンクロクラブ) 76.226
2 加島 知葉 (井村シンクロクラブ) 74.997
3 小俣 夏乃 (アクラブ調布) 74.599
4 芳賀 千里(アクラブ調布) 73.514
5 宮崎 夏実(東京シンクロクラブ) 73.398
6 市川 有紗 (井村シンクロクラブ) 72.970
7 田崎 明日花(井村シンクロクラブ) 72.893
8 北浜 美波 (アクラブ調布 ) 71.439
9 山田 佳穂 (ザ・クラブピア88) 70.996
10 田中 祐( 井村シンクロクラブ) 70.688

 フィギュア競技の様子(ダイビングプール)
フィギュア競技

フィギュア競技中の練習風景(50mプール)
フィギュア練習